c
スポンサーリンク
ガーベラのブローチ・コサージュ
[toc]
ガーベラのブローチです。
花びらを4重に重ねて編んでいき、裏側にブローチピンを停めるだけですが、形状がしっかりしているという特徴があります。
こちらは、薄紫のガーベラのブローチの色違いです。
紫の糸は、トーンの違うもの2色を使っています。
ガーベラピンクの材料と用具
ピンクの方の材料です
使用糸は、レース糸20番 (エミーグランデ他)、下に色を記します。
- 花芯(薄緑)
- フレンチナッツステッチ用 (黄色)
- 濃いピンク (花芯)
- 薄いピンク (花びら1、2)
- スモーキーピンク (花びら3、4)
- 裏側に当てる編地(何色でも目立たない色)
分量については、記録に残っていないので、画像を目安にご用意ください。
用具
- ブローチピン
- レース針0号
- かぎ針3号
- とじ針と縫い針 はさみ
- フレンチナッツステッチ用の針(レース糸が通ればよい)
ガーベラのブローチ編み方概要
以下は編み方の順序の大筋です
- 花芯(緑)、めしべの周りのフリル部分(濃いピンク)、花びら(薄いピンク他)の順に編む。
- 中央の周囲に、フレンチナッツステッチ(黄色)を差す
- 裏側に当てる編地を縫い付けて後、ブローチピンを縫い付ける
ガーベラのブローチ注意点
編むにあたっての注意点を先に書いておきます。
- 6段目を編み、続く7段目も5段目細編みに編みつけます。
- 最後の段は、糸を2本どりにして編みます。
- 4重の花びらの最後の段の数は、12枚→14枚に増やします。
それでは、編み図と編み方の説明を記していきます。
ガーベラのブローチ表面 全体の編み図
全体の編み図は上記の通りです。
この編み図には6段目は含まれていませんので、6段目はこの下の図を参照してください。
各所を分割して、編み方をお伝えしていきます。
ガーベラのブローチ花芯の部分の編み図
薄緑の糸で、花芯上の編み図の通りに編みます。
6段目は、濃いピンク(他の色でもよい)に糸を付け替えて編みます。
6段目を編み終わったところです。
7段目は5段目に編む
7段目は、濃いピンクの部分を前に倒して、上図の青で示した目に細編みを編み、次いでくさり編み、細編みを編んでいきます。
次の花びらを編むための土台のループが出来ました。
8段目 最初の花びらの編み方
花びらの編み図です。
8段目は最初の花びらを編んでいるところです。
引き抜き編みで、ループに最初の目を固定、くさり編み4目、長々編み3目1度で花びらの中央を編み、くさり編み4目で編み戻り、引き抜き編みで花びらの最後を編み終えます。
他の段を含めて、全部の花びらはこれと同じ編み方です。
引き抜き編みの位置
花びらの次は、同じように花びらの土台となるループを編みますが、 上の記号のあるところは、「引き揚げ編みの細編み」で、画像のように針を入れて、そこに細編みを編んで、編み進みます。
編み図での表記は上の記号のある所が同じ編み方となります。
11段目の編み方
ガーベラの花は、編んでいくと、直径と円周のサイズが大きくなります。
そのため、最初の花びらの数は、12枚ですが、最後の花びらは、14枚に増やします。
その前の土台のループを、12枚ある花びらに、あらたに14個のループを編むようにします。
その際の針の入れ方は上記の通りで、前の段の花びらと花びらの間の、前段のくさり編みに、細編みを編みつけていきます。
そのための土台の足は、赤い丸と、赤い引き揚げ編みの記号で表します。
必ずしも正確でなくてかまいませんが、12枚の花びらの下に、なるべく均等に、14枚の花びらが来るようにします。
上図の場合だと、長々編みの3番目と次のくさり編みの間に針を入れて、その下の細編みのあるあたりに、くさり編みのループ全体に細編みを編みつけてください。
最後の段は糸を2本どりにする
土台が終わったら、最終段を構成する花びらの部分は、糸を2本どりにして付け替えて編みます。
前の段で、1本で編んでいたのと同じ色の糸を2本どりにするという意味です。
編み方は、長々編みではなくて、長編みの3目1度となります。
ブローチの裏側
ブローチの裏側は、そのままでもいいですが、裁縫なら「当て布」と言うべきところの、裏側にも編地をつけた方が安定します。
平らな円状の形です。この編み図は後ほどご案内します。
花芯の縁にはフレンチナッツステッチを差す
花芯の中央の4段目と5段目の上には、フレンチナッツステッチを、二重になるように刺してください。
最後にスチームアイロンで花びらの形状を整えて使用してください。
最後に再度、編み方のまとめです。
ガーベラのブローチ編み方まとめ
- 花の中央から段によって色糸を付け替えながら花の形に編む。
- フレンチナッツステッチを差す
- ブローチ裏の当て布となるところを編み、ブローチ裏に縫い付け、その上にブローチピンをつける
それでは、皆さまにもどうぞ楽しく編んでいただけますように。