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アイリッシュモチーフのマフラー「はじめて編むアイリッシュ・クロッシェレース」から

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アイリッシュモチーフのマフラーの作品のご紹介です。

伝統的なアイリッシュクロッシェレースの手法、パディングコードを入れたモチーフを編みつなぐという技法です。

レース編みの本「はじめて編むアイリッシュ・クロッシェレース」の表紙の作品を編んで作った作品をご紹介します。

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アイリッシュモチーフのマフラー

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アイリッシュレースというのは、アイルランドのレースという意味で、今日本でも親しまれているレース編みというのは、おそらくその地方が発祥のようです。

当時は高級な工芸品として、身分の高い人が身に着けるものとして、手工芸で作られていたようです。

日本に伝わっている、ドイリーも、その一種なのだろうと思います。

ただ、アイリッシュクロッシュレースといった場合には、モチーフがもう少し複雑で見慣れないものが含まれてきます。

アイリッシュレースの日本への紹介

このマフラーは、そのアイリッシュモチーフの本当にアンティークなモチーフを組み合わせて、作品に仕立てられたものです。

モチーフは皆、伝統的なモチーフで、アイルランドで長く受け継がれたものが、日本に伝わったのですね。

この本の著書は、河合真由美さんという方ですが、他に、風工房さん、それより前は小瀬千枝さんが、アイリッシュクロッシェレースを紹介しています。

それから、レース編みの専門家ではないのですが、王由由さんの「しあわせのレース」も、暮らしにレースが生かされたステキな本でした。

アイリッシュレースの特徴

最初に見た時は、日本でレース編みと言われている、いわゆるドイリーのようなものではないので、規則的ではない編み方がなかなか理解ができなかったですね。

近年になって、くわしい写真入りの解説などで、以前からの疑問だったところを思い出せるようにもなりました。

アイリッシュレースは、モチーフの組み合わせの服飾品、他に、方眼編で升目を埋め、絵柄を表したものを布端にあしらうというもので、ドイリーというのは、そのうちのほんの一部だということもわかりましたね。

特に上の河合真由美さんや風工房の本は、パディングコードと言って、糸を中に編み込んで立体的にしっかりさせる手法など、アイリッシュレースならではの、伝統的な技法が解説されていました。

中でもこの表紙作品のマフラーは、細部まで説明がされており、初めての人でも一度は試していただきたい作品の一つです。

レース編みの贅沢

現代は、主婦が家庭でオールマイティーに何でも作るという時代ではなくなりました。

働く女性は働いた対価で出来上がったものを買うのも普通になりましたし、その方が技法を覚えて、欲しいものを作るよりも、ずっと時間の節約になると考えられています。

そもそも、お金よりもさらに、時間というものの価値が大きくなった、端的に言って、時間がお金以上に大切になった気がします。

お金にも、そして時間にも関係なく、レース編みを家庭で楽しめるということは、すごく幸せなことだったということに、あらためて気づかされる思いです。




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