かぎ針編みのおざぶ、「人気の手編み座布団」から編みました。その名も「万華鏡のおざぶ」。
編み方の概要と合わせて、編み図のある本をご紹介します。
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かぎ針編みのおざぶ
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昭和レトロなおざぶは、私の子どもの頃にもありました。
いわゆる毛糸の座布団ですね。
母が編んだウールの毛糸のモチーフ編みの座布団でしたが、それはポリエステルの芯が入ったものです。
今はなくなってしまいましたが、色合いを思い出すと、とても懐かしいです。
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かぎ針編みのおざぶとは
それに対して、かぎ針編みのおざぶは、太いアクリル毛糸を使い、多くは2枚合わせにして、綿を入れないでも使えるというところに特徴があります。
うらに同じ形のものをもう1枚、計2枚編むというたいへんさはありますが、綿が要らない、薄手の座布団です。
アクリル毛糸は発色はいいのできれいにできるというメリットがあります。
さらに、アクリル毛糸の良いところは、洗濯ができるということ。
ウールの毛糸に比べると、やや温かさには欠けるものの、太い毛糸なのでふっくら感はそこそこあります。
万華鏡のおざぶ
今回編んだのは、名称「万華鏡のおざぶ」。
材料はアクリル毛糸ではなくて、手持ちのウールの毛糸で編んだものです。
細さが若干細く、ゲージが違ったので、途中と最後を数段ずつ増やしました。
さらに、糸も指定された色番号ではないので、組み合わせを若干変えましたが、オリジナル作品のニュアンスは変わらずできたと思います。
万華鏡のおざぶ編み始め
編んでいる最初の方の画像。
試し編みでゲージを調整したので、これはこのままコースターにすることにしました。
毛糸のコースターも冬は暖かそうでいいですね。
これまでのコースター一覧は
編み方に引き上げ編み 裏編み
上は編んでいる途中の画像です。
この編み方のおもしろいところは、引き上げ編みという技法が使われているところです。
水色の糸と、白い糸で縦に筋が入ったように見えるところがありますね、それが引き上げ編みのところです。
引き上げ編みは棒針編みにもありますが、かぎ針編みならではの技法で、海外ではレース編みにもよく使われています。
段をまたがったラインが出せるので、複数の段を合わせて模様が出るようになっています。
糸が前の段複数と重なった形になるので、編地に厚みが出るので、おざぶには厚みがあった方が心地よいですね。
引き上げ編みは、今編んでいる段よりも、下の段に編みつけるようになるので、ほとんどの編み目が、細編みの頭のくさり編みの奥半分側で編むようになっています。
表の半分側を残しておいて、後から、その糸部分に、引き上げ編みを編むことになっているのが特徴です。
糸が細かったので段を増やしながら、仕上げました。
朝食を食べるカウンターのハイチェア、これは座面が小さめなので、それに合わせて小さく作ろうと思って糸を細目にしたためです。
万華鏡のおざぶ作品データ
今回の作品情報です。
使用した材料と用具
- 6号かぎ針
- 並太程度のウールの毛糸
- とじ針とはさみ
サイズ
直径38センチ
編み図について
指定糸は、ハマナカボニーです。
8玉あればできます。
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