かぎ針編みの座布団、円座の方をを編みましたが、いわゆる「おざぶ」は、ほぼ同じサイズのものを2枚編む必要があります。
たいへんな場合は100均ダイソーのチェアパッドを利用してもできます。
かぎ針編みの座布団の裏技をお知らせします。
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かぎ針編みの座布団
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かぎ針編みの座布団、ハマナカのジャンボニーという毛糸で、7.5号針でザクザクと編むものです。
大きな作品でも、毛糸が太く、段数は比較的少ないので、それほど時間はかからない方なのですが、それでも、「裏側を編まなくてはならないのがたいへん」という声をよく聞きます。
表側の模様のある方を編んだら、同じサイズになるようにぐるぐると円を描く編み方で、もう一枚を編んで閉じ合わせるというのが普通の方法です。
この座布団の編み図について
かぎ針編みの万華鏡のおざぶ 『決定版 人気の手編みざぶとん』より
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毛糸の座布団は裏を編むのがたいへん
ただし、複数枚を一度に作りたいという時は、たいへんです。
たとえば、同じ座布団を2枚作りたいという時は、表裏計4枚を編まなければなりませんので、それなりの時間がかかることとなります。
その上、裏側は簡単と言えば簡単なのですが、多く長編みの繰り返しなので、飽きてしまうんですね。
それで、別に毛糸でなくても、なんでも裏側にクッション性のあるものを組み合わせられないかと考えたのが始まりです。
ダイソーの薄いチェアパッド
そこで探してきたのがダイソーの一番薄いチェアパッドです。
マイクロファイバーほど長くないですが、毛足のついた丸いチェアパッド。サイズは35センチほどでまずまずぴったりかという感じ。
裏側には、ちゃんと滑り止めがついています。手編みの場合は、滑り止めはつかないので、これはとてもよく好都合ですね。
欲しいのは薄いチェアパッド
ダイソーには、他にも300円で、数センチの厚みがある低反発のしっかりしたものもありますが、この場合は、一番薄いものがいいのです。
というのは、うちの場合は、ハイチェアに合わせるので、余分な厚みがあると、椅子の座面の高さが高くなってしまうので、できるだけ薄い方が良いんですね。
というより、低反発の座布団はどこに使うのでしょうか。かなり厚みがあるので、椅子に置くのには適さないと思われるので、たぶん床に直置きされる方が多いのでしょうね。
これを 裏側に縫い付けたのがこちら。
ちなみにこの椅子は、参考の椅子で、実際に使うのはハイチェアの方です。
縫い付け方は、同色の毛糸を使って針でとじ付けていきます。
かなり太い毛糸、かぎ針6号から7号くらいの並太なのですが、針は通りました。
ただし、やはり、細い糸の方が縫いやすいので、太目の綿の縫い糸でもいいかもしれません。
これで、2枚がきっちり固定されて、ずれたりたるんだりということは今のところはありません。
厚みはこれくらい。
薄いおざぶが欲しいのですが、そうはいっても、椅子の硬さがそのまま伝わるのは嫌なので、このくらいだとかなり理想的な厚みです。
ふかふか感はともかく、しっかりしていてそん色ない出来上がりです。
これで、裏側を1枚分編まないで済みましたし、出費は100円なので、たぶん毛糸代よりもずっと安いと思います。
裏側もきちんと編むのが正規のレシピですが、忙しい方、表だけをとりあえず編みたいという方にはお勧めです。
チェアパッドをつける時の注意点
既存のチェアパッドを、自分でつける時の注意点が一つ。
表と裏で素材が違うと、伸縮性が違ってくるので、毛糸の方が小さくても大きくても、ぴったりいかなくなります。
また、サイズは、やや毛糸で編んだ側の方が小さいくらいの方が良いかもしれません。
さらに、毛糸のおざぶは座っているうちに、毛糸が伸びて、サイズがやや大きくなることが多いので、使用後にサイズが合わなくなる可能性があります。
もちろん、合わないなと思ったら、後から調整するのはできなくはありませんので、最初は仮縫い程度でちょっと止めてみて、様子を見た上で固定してください。
場合によってはきっちり全部を縫い付けなくても、ところどころを留めるだけでも十分かと思います。
お急ぎの方はどうぞお試しくださいね。
ハマナカボニー
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