かぼちゃの編みぐるみ、編み図と編み方です。
かぎ針編みと細めの毛糸または綿糸があれば、細編みの繰り返しで編めます。
ハロウィーンには、かぼちゃのオブジェの手作り品で楽しみましょう。
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かぼちゃの編みぐるみ
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かぼちゃの編みぐるみ、ハロウィーンが近づくと毎年編みたくなりますね。
かぼちゃの編みぐるみは以前にも小さなものの編み図と編み方をご紹介していますが、そちらは、かぼちゃを下から上に編むのではなくて、横に編んで上下を閉じるというものでした。
今回は、それとは違って、ボールに近い形にぐるぐると玉実の編み方で編み進めていき、最後に糸で締めて、かぼちゃの形を作るというものです。
かぼちゃの編みぐるみの編み図と編み方をご紹介します。
■もっと小さいかぼちゃの編み方はこちら
かぼちゃのモチーフ編み方 かぎ針編みでハロウィーンに間に合う!
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※編み図のご利用については、以下をご確認ください。転載、二次利用、編み図に基づく販売は禁止します。
編んだ作品をネットにアップする際には、当ブログのリンクを併記した上で行ってください。
編み図と作品のご利用について
かぼちゃの編みぐるみ 編み方概要
今回編み方をご紹介するのは、緑とオレンジのかぼちゃのうち、オレンジの方です。
- かぼちゃ本体を下から上にボールの形に編んでいく
- 編んでいく途中で綿を詰める
- ボールを6等分の対角線上に糸を通して縫い縮め、かぼちゃの形にする
- 茎をつける
なお、今回葉とつるの編み図はありません。
つるは、くさり編みのみだけでできますので、お好きな長さですぐにつけられるともいます。
葉っぱはアイリッシュモチーフのアレンジです。
かぼちゃの編みぐるみ 材料と用具
- 合太程度の糸 綿、または毛糸(ここではアクリル混の糸を使用)
糸の色は、オレンジ (他に緑や黄色など) - かぎ針4号
- 中綿
- とじ針とはさみ
かぼちゃの出来上がりサイズ
- 高さ 約5センチ
- 幅 約7センチ
以下に編み図と編み方をご案内していきます。
かぼちゃの編みぐるみ 編み図
上図の編み目記号のは、細編みのうね編みです。
もうひとつ、は うね編みの2目一度です。
うね編みの編み方
普通の細編みは、くさり編みの下に針を入れて、くさり編みの輪、糸数にして2本の下から糸を引き出します。
うね編みは、くさり編みの輪の、表側を残し向こう側の1本だけを編みます。
そうすることで、かぼちゃの表面にラインがでます。
ちなみに、かぼちゃの細編みだけの編み図も出ていますので、細編みだけでももちろん、かぼちゃの形になりますので、細編みだったとしても問題なくできます。
以下に順番に説明していきます。
かぼちゃの編み方
全部で17段、ボールの形に編んでいきます。
部分に分けて編み方をご説明します。
1段目から半分まで
1段目 最初の”わ”に8目の細編みを編み入れて始めます
2段目 8目それぞれに2目ずつ細編みを編み入れ、16目の細編みを編みます。これを増やし目と言います。
3段目 前段の16目の最初の目に細編みの2目一度、他は細編みを一つずつ編み、全部で24目になります。
上記の繰り返しで編み図のように編んでください。
編んでいる途中の画像です。
目数と増やし目の数
各段の増やし目の数は以下の通りです
1段目 | 8目 | 8細編み |
2段目 | 8目増 | 16 細編み |
3段目 | 8(〃) | 24(〃) |
4段目 | 8 | 32 |
5段目 | 8 | 40 |
6段目 | 8 | 48 |
7段目 | そのまま | 48 |
7段目は6段目の細編みの上に、増やし目の2目一度をせずに、そのまま細編みを編みます。
8段目は、前と同じく増やし目をして、56目にします。
9段、10段、11段は、56目のまま細編みを編みます。
8目 | 8目増 | 56細編み |
9段目 | 8(〃) | 56(〃) |
10段目 | 8(〃) | 56(〃) |
11段目 | 8(〃) | 56(〃) |
これでかぼちゃの半分以上が編めました。
12段目から17段目
12段目からは、逆に目数を減らして、ボールの上部の形になるようにします。
減らし目のポイントが2目一度です。最初の細編みを針にかけたまま、次の細編みと一度に糸を抜くことで、“2目一度”となり、その度に目数が減っていきます。
綿入れをする
14段目の辺りで、綿を入れましょう
12段目 | -8目減らす | 48細編み |
13段目 | -8 | 40 |
14段目 | -8 | 32 |
15段目 | -8 | 24 |
16段目 | -8 | 16 |
17段目 | -8 | 8 |
最後の目で絞る
最後の8目全部に糸を通して、絞ります。
これでかぼちゃの本体となる、ボールが出来ました。
かぼちゃの形にする
ここから、ボールをかぼちゃの形にします。
とじ針に、かぼちゃを編んだのと同じ糸を通し、かぼちゃを6等分にするラインに見当をつけて、うね編みで残したくさり編みの手前1本の部分に針を通します。
お好みで8等分もありですが、ここで6等分とします。
横から見たところ。
最後は、かぼちゃのお尻から上、または上からお尻に糸を通して、糸を引き、かぼちゃの上部に、くぼみができるようにします。
糸を通す作業は一度でなくて、くぼみの加減を見ながら2、3回行います
途中と最後で上下の最後の目に、糸を縫い留めてください。
上下の中央にくぼみができて、かぼちゃの本体ができあがりました。
かぼちゃの茎をつける
色違いの、緑のかぼちゃです。
編み図で、赤い色で示されている部分、16目に、かぼちゃ本体とは別な色の糸をつけて、目を拾い、16目に細編みを編みます。
かぼちゃの茎編み図
その部分の編み図です。
この部分は、うね編みではなくて、細編みで編んでください。
最後の4目に糸を通して上部を閉じ、糸端を隠す糸始末をして、茎のついたかぼちゃの出来上がりです。
上から見たところ。
緑のかぼちゃとの違い
オレンジのかぼちゃは、糸の太さがかぎ針4号に適したもので、分類でいうと「合太」の太さのアクリル糸です。
緑のかぼちゃの方は、それより細い糸、中細の100%ウールの毛糸で、かぎ針3号で編んでいます。
編み図に関しては、オレンジが直径の一番大きな部分で、細編みが56目ですが、緑の方はそれより多く、編み目が細かいので、時間がかかります。
編み方は同じですが、今回は、短い時間でできるオレンジの方をご紹介しました。
もう一つ、さらに小さいかぼちゃで、短時間で編めるのものも下にご紹介しています。
お好みに合わせてご利用ください。