パンチニードル、刺繍よりずっと早く刺せるため、流行している新しい手芸です。
ただし、材料や道具が統一されていないので、わからないことも。
初心者の方向けの布や針、パンチニードルの材料や道具についてお伝えします。
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パンチニードルとは
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パンチニードルとは、最近はやっている、ペン型の針を使った刺繍の一種です。
従来の刺繍よりも早くできますが、道具については、フランス刺繍やクロスステッチとは違った、パンチニードル用の道具が必要です。
パンチニードルに必要な道具についてお知らせします。
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パンチニードルの道具
パンチニードルに必要な道具は以下の物です
最初は基本の材料で、これだけは揃えないと始められないというものからあげていきます。
- パンチニードル針と糸通し
- パンチニードル用布
- 毛糸
- 布を固定する枠
パンチニードルの針について
パンチニードルの針は、作りたい作品の糸の太さによって違います。
本によっては、オックスフォードなど5千円以上のものをすすめている作家さんがいますが、とりあえず使えるものもたくさんあります。
また、基本的に海外製の値段が極端に安いものはおすすめできません。
もっとも一般的 合太~並太毛糸のパンチニードル針
パンチニードルでもっとも一般的な針として、様々な販売サイトでも紹介されています。
こちらの商品はアマゾンにもありますが、海外からの発送だと日にちがかかったというレビューがあるので、楽天の日本のお店で買うことをおすすめします。
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ラグには並太~極太毛糸用のパンチニードル針
ラグにするときには極太毛糸が多く使われます。
こちらは、並太から極太毛糸用の針先・針穴共にサイズの大きな針です。
国内クロバー社の物が安価で質がよいのでおすすめです。布の通りが格段に良いです。
刺繍糸のパンチニードル針
刺繍糸のような細い糸は、やり方は同じですが、パンチニードルではなくて、フリーステッチング用の針を使います。
毛糸用に比べて針先が細いです。
80代の母に買ってあげましたが、楽しんで利用しているようです。
パンチニードルの布について
パンチニードルの布選びはとても大切です。
基本的に、パンチニードルは、布自体は表面には見えないので、必ずしも上質な布が必要なわけではないですね。
要は針が通りやすく、毛糸がちゃんとループ状に残れば、何でも使えます。
洋書だと、ジャバクロス、またはモンクスクロス monk’s cloth (僧侶の布)と記されているものが一般的ですが、日本でそれがどれと言われても、反物で手芸店に置いてあるわけではないようです。
クロスステッチ用の布にも似ているのですが、クロスステッチ用の布は高価ですし、目数が色々あり、すべてが使えるわけではないようです。
100均の布はパンチニードルに使える?
よくきかれるのが、100均に使える布はないかということです。
フリーステッチングと、刺繍糸を使う、細い針でのパンチニードルなら、100均の布でも使えるものはかなりありそうです。
上は刺繍糸のパンチニードル、つまり、フリーステッチングの作品ですが、普通の布に差しています。
ただし、太い針でのパンチニードルとなると、針が布に通らなくてはならないため、100均に使える布はほとんどないと思います。
そもそも、100均の商品は、入荷がいろいろなので、いつも同じ布があるわけではないのですね。
なので、最初は「パンチニードル向け」の布が間違いがないと思います。
最初に布で挫折してしまうと、次に行き当たるまでが大変なので、慣れるまでは、「パンチニードル用の布」を買った方が早いです。
目星がついたら、次に、似たような安い布を探すこともできるようになります。
国内メーカーではクロバー社、海外だとアイーダなどが出しているものが、手芸店の店頭で手に入ります。
刺繍枠
最初は円形の、普通の刺繍枠でも十分使えるとワークショップで習いました。
枠のまま飾ることもできますので、最初は100均のもので、試してみるのもいいと思います。
パンチニードル用のフープはこちら。
ねじ式で布がしっかり止まるようになっています。
パンチニードルの毛糸
パンチニードル用の毛糸として定まったものは特にありません。
パンチニードルの毛糸の太さ
ただし、太さは重要で、パンチニードルを作ろうとする作品に合致したパンチニードルの針に適した太さの糸が必要です。
最初は並太毛糸、極太毛糸のどちらかはっきりしているもので、針もどちらかを揃えるのがいいと思います。
中細や、合太の場合は、2本、または3本と、引き揃えにして利用することもできます。
特に、初心者の場合は、あまり時間がかかるものよりも、太い糸の方が向いているとは思います。
パンチニードルの毛糸はウールかアクリルか
それでは、パンチニードルには、ウールの毛糸とアクリル毛糸どちらがいいのかというと、これも定まった意見はないようです。
ウールは上質感がありますが、日用品だと毛玉ができるので、アクリルがよいという人もいます。
パンチニードルの作家さんの本では、ウールを使う例が多いようです。
100均の毛糸でももちろんできますが、100円か200円の違いですので、やはり見た目が良いものを選んだ方がいいと思います。
アクリル毛糸なら、ハマナカのマイボニーなどのボニーシリーズが、太さがそろっており、発色と色数の多さ、それと耐久性も抜群に良いのでおすすめです。
下は極太のボニー。全62色あります。
毛糸なら、よく使われているのは、ウールの刺繍用毛糸です。
作家さんによってはこれを2本どりにして使われるようです。
パンチニードルキットもおすすめ
材料を選ぶのが大変という場合には、キットもおすすめです。
「はじめてのパンチニードル」
針と糸はあっても、布が入っていませんので、別途購入する必要があります。
こちらは人気の刺繍作家 樋口愉美子さんのキット。
刺繍枠が入っていないので、作業の枠は別途購入する必要があります。