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ウール刺繍は大きな作品も早く仕上がる ミニバックとカバー

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ウール刺繍は専用のウールの糸を使えば短時間で大きな作品を作ることが可能です。

刺繍のデザインは樋口愉美子さん。ウール刺繍の特徴や糸についてご紹介します。

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ウール刺繍のミニバック

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樋口愉美子さんのウール刺繍の図案を利用したミニバックです。

樋口さんのデザインは独特の個性があって可愛らしいものが多いですね。

 

先に作ったのはこちらのドイリーや、

 

 

布巾やナプキンなどキッチンファブリックのワンポイント、

 

あとはこちら。大好きな魚の刺繍です。

これは実用品ではないのですが、フォルムがなんとも可愛らしい。

ここまでの作品は25番の普通の刺繍糸をリネンの麻布や綿に刺繍したというものです。

いずれも小さな作品なのですが、やはり日にちがかかりましたね。

それと比べるとびっくりするほど早くできたのがウール刺繍の方です。

 

ウール刺繍とは

今回の試作品。これがウール刺繍というもので、上にご紹介した刺繍とは異なります。

実は樋口さんの本で、一番やってみたいなあと思ったのがこのウール刺繍でした。

下の本の表紙の図案と同じものです。

同じ図案の応用

もう一つ、同じ材料で作ったのがこちら。

パソコンのディスプレイのカバーとして使っています。

最初のバッグよりもモチーフの数は多いのですが、それでも25番糸の刺繍よりはずっと早くできました。

これはクロスなのでバッグのように仕立てもいらないので、とてもスピーディーに仕上げることができました。

作品の材料について

材料についていうと、練習なので今回は手持ちにあるものを使いました。

布は厚みのある綿の織物のようなざっくりした織りの紺色の布です。

使用した糸は、手持ちの並太の毛糸。

あとは普通に使われる25番刺繍糸です。

普通の毛糸を使ったわけで、できなくはありませんが、刺繍部分をよく見るとやや隙間が空いています。

本当はウール刺繍用の専用の糸があるのす。

ウール刺繍の糸と普通の毛糸の違い

https://www.dmc.com/jp/tapesutoriuru-188.html

ウール刺繍の毛糸は手編みの毛糸とは別のものです。

本で指定されていたのは、このタペストリーウールという糸。

 

タペストリーウールは、パンチニードルに使っている作家さんもおられるようです。

パンチニードルに必要な道具と材料

 

タペストリーウールは普通の毛糸に比べてよりが少なくとてもボリューミー。

編むための糸とは違い、刺繍専用に作られている糸で、色数もたくさんあります。

ウール刺繍の布

他に、土台に使う布は太い毛糸が通るものでなくては刺せないので、布目が普通に細かいものは向きません。

本では目の粗いリネンの布が指定されていましたが、とにかく糸が通るものを選ぶ必要があります。

ウール刺繍の特徴

ウール刺繍と普通の刺繍の糸の違いはというと、ウールなので普通の刺繍糸よりは光沢はありませんが、ふっくらと膨らんだ凹凸感のある出来上がりになります

細かい図案やエッジの立ったかっちりした作品ではなく、丸みを帯びたソフトな感じを生かせる図案が良いようです。

樋口さんの図案は太いウールの糸だけではなく通常の刺繍糸との組み合わせで作られており、繊細なラインも含まれてバランスよく考えられていてとても素敵です。

ウール刺繍のメリット

通常の刺繍は大変時間がかかるものですが、ウール刺繍の良いところは何より時間が早く仕上がるところです。

糸が太いので面を埋めるという作業がどんどん進みます。

また通常の刺繍よりも刺繍の面を多くしようと思えばできると思います。

たとえば布面をほとんど残さずに、刺繍で面を埋めるパンチニードルのような感じの作品も短時間で仕上げることができそうです。

刺繍のテキストご案内

今回の作品のバッグの型紙は、たぶん下田直子さんの「ハンドメイドバッグ―下田直子のNEEDLEWORK TIME」にあったパターンだと思います。

下田さんの本だと、バックの作り方と刺繍図案の両方が載っているものがあります。

樋口さんのウール刺繍の図案は下の本からです。

どの作品もすてきなものばかりです。

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樋口愉美子さんデザインのウール刺繍のキットもあります。

最初は材料の揃ったキットがおすすめです。




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