トーションレースのベージュのかぎ針編みラリエットです。
市販のトーションレースリボンと編地を引き揃え、モチーフを止めつけるように編みます。
無料編み図と合わせて、ラリエットの編み方をお知らせします。
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トーションレースのかぎ針編みラリエット
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トーションレースというのは、市販のレースリボンのことです。
隙間がたくさん空いているようにできているので、その部分にかぎ針を入れて、くさり編みでモチーフを留めながら編んでいきます。
レース編みのくさり編みだけだと、ネックレスとしては安定しない感じがありますが、レースリボンを加えることで、しっかりするという利点があります。
使用するレースリボンの幅や色をお好みで選択すれば、ゴージャスなラリエットにすることもできます。
※これまでのラリエットの一覧はこちら
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モチーフは二種類
モチーフの数は、2種類です。
くさり編みの上に長編みを編んでくるくるとらせん状に形作る木の実のようなモチーフ。
それと、葉っぱのついた花のモチーフです。
花のモチーフについては、花芯には何もつけていませんが、ビーズを編み込んだり縫い付けたりするのも良いと思います。
今回はベージュで全体のトーンを抑えた色合いでまとめていますが、もう少し強い色で編んで、レースリボンとのコントラストを出すこともできます。
こちらは、モチーフの形はちょっと違いますが、茶色の色違いで編んだものです。
ラリエットの編み方概要
- 実のモチーフの作り目10目から編み始め、編み図を参照して、トーションレースの中央を、糸にして数本または数ミリ程度すくって、くさり編みを続けて編みつけながら編んでいく。
- 花モチーフ部分は、レースに編みつけた細編みの上に続けて編む
- 花モチーフに続けて葉を編んだら、そのままくさり編みを続ける
- 小花のモチーフは別に編み、編み端に残した糸で、端を三つ折りにしたトーションレースに縫いつける。
編み方は以下にさらに解説を記します。
材料と用具
- 20番程度のレース糸または綿糸
色はベージュ - かぎ針2号または、0号
- 市販の幅約1.3センチのトーションレース 150㎝
ラリエットのサイズ
- 全長約150センチ
- 花葉約4センチ
- 木の実モチーフ約2センチ
ラリエット全体の編み図
全体図です。部分は以下に拡大して示します。
モチーフ部分の編み図
最初に編むモチーフがこちらです。
トーションレースへの編みつけ方と進め方
最初の実のモチーフを編み終えたところからくさり編み28目を編みます。
トーションレースと、ここまで編んだところを引き揃えて重ねます。
両方の長さは、編地よりもトーションレースの方が、少し長いくらいになります。
トーションレースの端の三つ折り部分を除いて14センチのところ、レースリボン中央にかぎ針の先を入れて、トーションレースの糸、または部分を数本か数ミリくらいすくい細編みを編みます。
これで、トーションレースと編んでいるレースのくさり編みがつながります。
花モチーフの編み図と編み方
トーションレースにつないだところにそのまま花モチーフを編みます。
編み図は上の通りです。赤い色は、単に段の分別のためです。
2段目は引き上げ編み
くさり3目の後の記号が、引き上げ編みです。1段目の中長編みの頭に横から針を入れてそこに細編みを編みます。
レースリボンに編みつけたくさり編みを、上図の”わ”に見立てて、くさり編み2目で立ち上がり、くさり編み3目を編み、中央のくさり編みの”わ”に針を入れて中長編み、くさり編み3目と編み進みます。
次の段は、花びらに移らずに、引き抜き編みとくさり3目の繰り返しで、もう1段を編みます。
3段目の花びらは通常通り2段目のくさり編みの上に編んでください。
花びら5枚を編み終えて引き抜き編みをしたら、そのままくさり編みを所定の数編んで、編み進みます。
10目を編んだら、同じようにトーションレースの上に細編みを編みます。
くさり編み5目を編んで、上図の実のモチーフの「編み始め」と記してある部分から、実のモチーフを編みます。
その繰り返しで編み図の通りに編み進んでいきます。
トーションレースに編地を留めるところ
編み図で、細編みの記号x印があるところが、レースリボンの表面をすくう箇所になります。
花の中央と、それからくさり編みの途中です。
トーションレースの端に花モチーフをつける
トーションレースの端は、切りっぱなしでもいいのですが、三つ折りにして端を縫い、そこにモチーフの小花を縫い付けるときれいです。
小花のモチーフを編んだら、最後の糸を長めにとっておき、それでレースリボンの端に花を縫い付けましょう。
これでラリエットの出来上がりです。
終りに
トーションレースと引き揃えにするラリエットは、おすすめのアクセサリーの一つです。
留める場所がたくさんありますが、必ずしもその通りでなくても、外れない程度でも構いません。
レース編みだけよりも、ずっと素敵に仕上がりますので、お好きなレースリボンに合わせて編んでみてくださいね。