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ネックから編むセーターは初心者向き?注意点をお知らせ

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首からセーターを編む編み方の本「ネックから編むセーター」が刊行され、トップダウンのセーターやカーディガンが流行っています。

初心者の方が首からセーターを編む時にはどのような点に気をつけたらよいか、そもそも初心者向きなのかをお知らせします。

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棒針編みのセーター他は時間のある年は何かしら編んではいますが、ネックから編むのが初めてだったのと、ラグランスリーブも初めてだったので、練習のために編みました。

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ネックから編むセーターに前後差をつける方法

使用した本は「とじ・はぎなし ネックから編むセーター」という本です。

今は増補改訂版が出ていますが、持っていたのは初版の方です。

レビュー数が初版の方が多いため間違えやすいですが、改訂版は編み図が色分けされていて、編み方もたいへん詳しくなっていますので、アマゾンで買う時は、必ず増補改訂版の方を買ってくださいね。

ネックから編むセーターは必ずしも初心者向けではない

ネックから編む、首から編むセーターはとにかく簡単だといわれています。

ただ、これは従来の編み方をした方にとって簡単という意味合いであり、「目からうろこ」というのもその比較を指しています。

首から編むセーターはいってみればセーターの胴体と、そでをそれぞれ筒型にして編む方法です。

初心者の方が首からセーターを編むとすると、裁縫で用いるような身頃の形というのはまったくありません。

また、比較の対象がないのでこれまでと比べて簡単という感想は得られないと思います。

編み物はどんな編み方でも、最短に編んでもそれなりの時間はかかりますので、簡単の実感がわかないかもしれません。

したがって、いきなり編み物初心者の方が首から編むというのはおすすめしません。

逆に言うと、下から編むボトムアッのに慣れた人に「一度やってみて」という方がおすすめかもしれません。

それでも、私自身も初めて首からの編み図で編んでみましたが、メリットはありますがデメリットもあり、慣れるまでいちばん最初の部分がたいへんでした。

ここでは特に初心者の方が首から編むのが難しい、その理由を考えてみました。

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ネックから編むセーターが難しいところ

ネックから編む、首から編むセーターが初心者でもそうでない方にもたいへんだと思えるのは下のようなところです。

間違えた時の目数が多い

首から編むセーターでなければ、たとえば、セーターの前の前身頃、後ろ身頃は、基本のメリヤス編みだとたとえば90目なら90目を編めば一段が終わります。

首から編む場合は、前後を一度に編むので倍の180目となります。

これだと、間違ってしまった場合に、ほどく部分も倍になってしまいます。

編み物をしていると間違いは必ずありますが、そのあと間違った部分を取り戻そうとして、それが膨大だと大きなストレスです。

できれば初心者の方ほど、気が付いたらすぐほどいて編み直して先にすすめるというのがいいですね。

最初に模様編みがくる

出典・「とじはぎなし ネックから編むセーター」

しかも、首から編むセーターは、最初の首と胸の上までのヨークの部分に模様編みや編み込みが入るものが大変多いのです。

最初から模様編みというのはたいへんですし、それ以上にゲージに合わせるのもたいへんな場合があります。

模様編みの部分とメリヤス編みの部分とでサイズに差がないようにしなければならないのですが、これも模様編みはいろいろなパターンがあり、模様編みに慣れていないとサイズの方に気が回らないことが多いようです。

元々編地はサイズがはかりにくいものなのですが、輪編みとなるとさらに難しくなります。

時に最初の模様編みの部分が、大きすぎたりきつすぎたりすると袖の位置にも影響します。

首からのセーターに限らず、「大きかった」「小さくなってしまった」というのはよくあることですね。

輪編みはサイズがはかりにくい

布と違って編地はかなり伸び縮みがします。

また編み針や編み棒にかかったままだと、その分も伸縮します。

輪編みの場合は平らな編み時に比べて、さらに図りにくいのですが、サイズは常時チェックしながら編み進めるのがおすすめです。

布の衣服と違って、毛糸はいわゆる仮縫いというのもありません。

ただ、その点は首からのセーターは途中で試着をすることができるというのはメリットの一つです。

初心者はメリヤス編み多めがおすすめ

ボトムアップのセーター、すなわち下から編むセーターなら、いちばん簡単なメリヤス編みの繰り返しで編み進められる編み図が多く、こちらがいちばん簡単でサイズも合わせやすいです。

セーターの編み図というのはもちろんいろいろなものがあるのですが、全部メリヤス編みというものはあまりないのです。

単純すぎで載せるまでもないからかもしれません。

ただし、やはり初心者の方は、最初は真っすぐ編みのセーターなどを一度編んでから、ネックからのセーターで、さらに模様編みのそれほど複雑でないものから進めていく方がいいように思います。

初級者向けの本。

下の本だと初心者向けの作品から中級者の作品が選べます。

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首から編む編み方のメリット

首から編む編み方のメリットについては下のように考えられるものがあります。

「とじはぎなし」のメリット

きちんとしたセーターに関してはやはりとじはぎをするものの方が主流だと思います。

「とじばぎなし」というのは、やはり、これまでとじはぎありのセーターやカーディガンを編んできた方に、編み針だけで完結しますということなので、これ自体はとても大切なメリットです。

セーターを簡単に編む工夫

他にも、ネックからのセーターには、セーターを簡単に編むための工夫がほかにもあります。

たとえば、伏せ止めは編み針のまま簡単にする場合の止め方です。

とじ針を使わないように、ということで伏せ止めが使われています。

袖付けがいらない

袖つけはセーターで多少の技術がいる部分ですが、拾い目を使うことで袖付けが不要です。

もちろん、袖のとじもいりません。

首からのセーターで気が付くことは、逆にセーターにそもそもとじはぎがこんなにも多かったのかという点です。

長さが調整できる

従来のセーターは、あとから長さを編み足したくてもできませんでした。

私は一度途中を切って編地を足したこともあるのですが、通常はあきらめるのは普通です。

首から編むセーターは、どこで編むのを止めるのかは編みながら最後に決められます。

この点をメリットと感じる方もたくさんおられると思います。

首から編むセーターまとめ

首から編むセーターはこれまでの編み方でセーターを編んだことがある方が、「こんなに簡単にできるのか」と最もメリットを感じやすいと思います。

だからといって、初心者がまったく編めないというわけではありません。

初心者の方にとってもこれまでの編み方よりも簡単で時間が短縮できるのは同じです。

上に書いたことをちょっと心に留め置きながら挑戦してみるのも、全然悪くないと思います。

順番はどちらでもいいので、首からも普通の編み方も両方を編んでみて、ご自分に合った編み方を見つけてみてくださいね。




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